Manic Street Preachersのアルバム「Rewind The Film」のレビュー

ウェールズ出身、Manic Street Preachers(マニック・ストリート・プリーチャーズ)の11thアルバム。

デビュー当初はパンクスの要素をギラつかせていたバンドだが、11作目ともなると落ちつくものなんだろうか。

いや、落ち着くという言い方や感覚よりも、感性が磨かれ、より挑戦し、成熟させているおもしろい段階だろう。

初期の頃と比べると、なんて穏やかで平和なんだろう、どうしてこうなった、何があったんだ、というさまざまな反応がうかがえるかもしれない。

でもそれがこのバンドの持ち味となって、11作目というところまで来たのだ。

#2「Show Me The Wonder」は非常に明るく、ポップセンスクオリティの高さを伺わせる。このアルバムの中で、際立っているようにも思う。

アルバム同名トラック#3「Rewind The Film」から、全体的にマニックスらしいような繊細性が伺える。

#5「4 Lonely Roads」は積極的に女性ボーカルを基本としたトラック、#6「(I Miss The) Tokyo Skyline」は、我々日本人にとっては嬉しい、大好きな日本のことを歌ってくれている。イントロが中華風な感じではあるが、そこには目を瞑ろう。全体としてさらりとしたメロディラインが美しい。

#7「Anthem For A Lost Cause」は、#2「Show Me The Wonder」と同様に高いポップセンスを感じるが、若干落ち着いて滑らかさが加わったようだ。

このアルバムをリリースした時点で、次のアルバムは準備済みで、今作とは対極にある”エレクトロニクス”の要素が強いという。

アイデアがあふれているのだろうか? いずれにせよ、このように次々と展開してもらえるのは有難い。

1stから聴くべきだとか、何作目まで云々といったある種”制約的な”ことが薄れるような現在のマニックスは、どこをとっても、どこから入っても、マニックスという素晴らしいバンドであるのは間違いない。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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