Kasabianのアルバム「Kasabian」のレビュー

“不穏なグルーヴ”―。

これほどこの形容がマッチするものなのかと驚いた、デビューアルバム。

リリース前に聞いた情報の中で印象に残ったこの表現は、デビューシングルである#1「Club Foot」を聴いてその意味を理解した。

イントロが心臓を鷲づかみしてさらっていくかのごとく、空気もろともうねる。

そう、これは求めていた音なのだ。

ジャケットのテロリストのようなイラストとあわせて、#1「Club Foot」は完璧なインパクトを与えた。

メディアへ露出し始めたころ、日本のフェス出演のタイミングに恵まれるも、不確かな情報が飛び交う中、出演ステージは入場規制がかかり、観ることができなかった。

デビューアルバムである同名『Kasabian』(カサビアン)は、各方面から高い評価を受けた。

全体的に言えば、エレクトロな、それこそ不穏なグルーヴが骨の芯を震わすような感覚を受ける。

当時~そして2014年現在も”踊れるロック”などというハイプの要素丸出しのロックが広まっているようだが、エレクトロといっても個人的にはこれは踊れない。だが中毒性はある。

不穏なビートに耳を傾けると、ロックンロールなのだ。

#2「Proccesed Beats」もビートと若干ラップテイストなヴォーカルがクールだ。ここでもしっかりとグルーヴはうねる。

アングラとして活動をはじめ、レコーディングスタジオもそれほど良い環境でなかったと聞くが、以降の作品リリースからスタジアム級のバンドへと成長していくことになる。

規模がデカくなろうとも、変わらずカサビアンの中毒性がどこかにある。

間違いなく、アタリのデビューアルバムだろう。

このアルバム・曲の評価は?
  • 最高 (0)
  • 良い (0)
  • 普通 (0)
  • 微妙 (0)
  • 良くない (0)

※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です