Nirvanaのアルバム「Nevermind」のレビュー

91~92年、当時私は小学生だった為、ニルヴァーナの衝撃は体感していない。

当時の雰囲気、衝撃をもろに受けた人曰く、

「バンドを始めた」

という意見が多いようだ。

アルバムは米ビルボード初登場147位だったようだが、ニルヴァーナを世界的に知らしめることになるシングル「Smells Like Teen Spirit」で、リリース翌年の1月に、それまで1位の座に居たマイケルジャクソンを蹴落とし、これを機に一気にグランジ/オルタナティブ・ロックのムーヴメントは世界へ拡散された。

インターネットが今ほど普及していなかったにも関わらず、未だにこの爆発力を超える例は無いのではないだろうか。

故に、雑誌をはじめ、多くのロックに関するメディアで、ビートルズをはじめとする大御所バンドたち同様、唯一90年代のバンドで今でも名が挙がるほどだ。

しかし、ヴォーカル/リードギターでフロントマンのカート・コバーン(コベイン)は、この功績とも言える結果に葛藤があったようだ。

一見すると世界を席巻し、スターダムにのし上がるも、あまり良いように思っていなかったようだ。メディアの扱いや評価に戸惑いもあったとされている。

その後もアルバムをリリースしているが、カート自身の苦悩は続き、遂には94年の4月8日に自殺している。27歳という若さだった。

彼の行き着いた”自殺”という結果にも、世界的な衝撃は計り知れなかったようだ。

さて、楽曲の方だが、なんといっても冒頭の「Smells Like Teen Spirit」は圧巻だ。当時の空気を知らずとも、リフを聴いただけで衝撃を受ける。激情から静、静から激情へとの行き来が交差する。メタルともへヴィとも、はたまたパンクとも受け取れるこの波は、絶妙かつ奇跡的なバランスだ。「Smells Like Teen Spirit」はクールなのだ。

90年代の遺産と思えるほど「Smells Like Teen Spirit」があまりにもデカい。

「Bleed」の射撃法のごとく放たれるシャウトとドラミングも良いが、アンニュイな雰囲気が本当の意味での気だるさに変わってしまう。

リアルタイムでない、という視点からすれば他のトラックは退屈な面もあるように思うが、「Smells Like Teen Spirit」だけは色褪せない。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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