Museのアルバム「Absolution」のレビュー

プログレッシブ、オペラ、オーケストラ、クラシック、メタル、ハード・・・これらを表現するロックンロール、いや、ロックンロールだけではおさまらないエネルギーをこのミューズというバンドは体現し、これからもその可能性は宇宙規模の爆発力を持ち続けると確信出来る。

故にこのサードアルバム『Absolution』は大傑作だ。

#1「Intro」の行進する靴音から流れ込むようにピアノの行進に変わり、#2「Apocalypse Please」が始まる。規模が既にでかい。

先行シングル#3「Time Is Running Out」はミュージックビデオの構成もさることながら、ハードでソリッドなサウンドとヴォーカルが炸裂する。

#4「Sing For Absolution」は壮大で美しい。ミドルテンポで広がるサウンドスケープが、ミューズの世界へと脳内を浸食していく。

#5「Stockholm Syndrome」では一転、よりハードロックの面をのぞかせている。

#6「Falling Away From You」はアコースティック?と感じさせるようなサウンドに、夢見心地の感覚と夢見心地を抱かせるが、壮大さは相変わらずだ。

#7「Interkude」を挟み、#8「Hysteria」はベースのかっこいいソロからはじまり、へヴィかつエモーショナルなドラム、ギター、ヴォーカルが重なり合って昇華されてゆく。

#8「Blackout」はクラシック調で穏やかな宇宙空間とその時間を漂っているようだ。

#9「Butterflies & Hurricanes」はタイトルの如く、小さな羽ばたきが大きな嵐を巻き起こす様を描いているようだ。

#10「The Small Print」はへヴィ・メタルの域に踏み込んでいると言っても良いほどのサウンドスケープだ。

ミューズは21世紀の正真正銘のライヴバンドだ。

演奏力のレベルの高さ、サウンド構成は破格のレベルと言える。

何より、フロントマンのヴォーカル、マシュー・ベラミーの脳内宇宙がどうなっているのか覗いてみたいほどだ。

この先、スタジアムライブバンドとしての地位を不動のものにし、その規模とバランスに恥じない作品も送り続けることになる。

このアルバム・曲の評価は?
  • 最高 (0)
  • 良い (0)
  • 普通 (0)
  • 微妙 (0)
  • 良くない (0)

※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です