Grouploveのアルバム「Never Trust A Happy Song」のレビュー

男女混声の5人組ロックバンド、グループラブのデビューアルバム『Never Trust A Happy Song』

ハッピーソングを信じるな、というアルバムタイトルが、ハンドスクラップを用いた手法や聴き終わった後の何気なく悲しげな余韻が結びつく。

冒頭の「Itchin’ On A Photograph」から始まり、次の「Tongue Tied」はiPodのCMに起用されていたが、パーティソングのアプローチで盛り上がりつつも切なさを残して終盤へと向かう。楽しければいいわけじゃない日常の一つを切り取ったかのようなミュージックビデオも印象的だ。

「Tongue Tied」と同じくシングルカットされた「Colours」も良い意味で悲しげな余韻を感じることが出来る。

#6「Naked Kids」のハンドスクラップからのはじまりがアンセムチックな昇華を見せる。

その他、#10「Love Will Save Your Soul」など全体的に皆が一生懸命に歌い、音を組み立て、弾けんばかりの勢いで声とメロディーが放出されている。

間違いなくライブで映えるバンドだろう。手をたたきたくなる。

バンド創立の経緯として、ギリシャでそれぞれが出会って曲を作り、一度はバラバラになるものの一緒に作った曲をギリシャでの思い出で終わらせたくない思いから、再び結集されたこともあり、そこからアルバムにも悲しげな余韻が感じられるのではないかという勝手な想像をしている。

皆で騒いで楽しいかもしれない。

しかし、その後のことを考えるとセンチメンタルな気分が襲ってくることは間違いないのだ。

だから歌おう。力いっぱい歌おう。それが誤魔化そうとしていることが眼に見えてわかっても。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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