The Enemyのアルバム「We’ll Live And Die In These Towns」のレビュー

長らく閉鎖していた老舗名門レーベルが、復活してでも契約したい!との理由で、めでたく契約&デビューにこぎつけたという逸話を持つジ・エナミーのデビューアルバム。

アルバム発表前のデビューシングル「40 Days & 40 Nights」一曲のみを聴いて、その名門レーベルが動いた。

UKド直球ロックンロールで、伝統的な系譜を辿り、労働者階級のリアルを歌っている。

閉塞感をぶち壊そうと、もがく様が思い浮かぶ。

サウンドも、メロディーも、ギターリフも至って突出した部分はないが、”初期衝動”を素直に体現している。
吐き捨てるような棘のあるヴォーカルが的を得ていると言えよう。

アルバムタイトルの同名「We’ll Live And Die In These Towns」のアコギチックなアプローチで、自分たちが生きる日常の現在と、やがて訪れるその結末までの決意が淡々とクールに歌われる。

また、「Away From Here」「Technodancephobic」といった楽曲も、突き抜けるような痛快感がある。

しかしながら、こういったワーキングクラスの存在がなければ、こういったバンドやサウンドが生まれないというのも、どこか皮肉めいているように思う。

荒削りで、青いことは結構重要なのだ。

彼らが追及する日常の打破は、鳴らすべき音、叫ぶべき声そのものだ。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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