Black Rebel Motorcycle Clubのアルバム「B.R.M.C.」のレビュー

“黒い衝動”とも言われるこのアルバムは、米国サンフランシスコを拠点に結成されたブラック・レベル・モーターサイクル・クラブのデビュー作だ。

名前、アルバムジャケットから連想を促すように、サウンドも濃厚なサイケデリック、ガレージ、そして歪んだギターサウンドが肩に重くのしかかるが、決して不快ではない。加えて、人間的な渋さも併せ持つ中毒性が混沌としている。

黒いプールに溺れていく、ただ苦しくはない。まるで自分からそこに沈むように促すような感覚を持ってしまう。
しかし、#3「Whatever Happened To My Rock n’ Roll (Punk Song)」でそのプールから這い出ようともがくようなパンクが炸裂する。かなりかっこいい。

他のトラックもダークなロックンロールだが、ロックンロールのあるべき姿がブレていないが故の美しさがある。

時にアンニュイで、時にノイジーな展開を出しつつも、ふたたびサイケデリアで酔わせてくれる。

日本盤のボーナストラックの最終曲「Down Here」はアコースティックで始まるも、気づけばサイケデリアが脳内を浸食しているおススメのトラックだ。

そして、退廃的な情景を思い浮かべながら#1「Love Burns」をぜひ最後にまわして聴いてもらいたい。

ガレージ+サイケデリアの展開、歌詞からの情景で昇華されてゆく。

“彼女が去って、愛が俺を焼き尽くす”

いやぁ、ロックだ。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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