Yellowcardのアルバム「Ocean Avenue」のレビュー

男にはどうしても突っ走らなくてはならないときがある。付きまとう理不尽な感情を追い払おうと走る。ひたすら走る。泣いているかもしれない。怒り狂っているかもしれない。あきれるほど笑っているかもしれない。

そういった、ある種の心の不安定さ、云わばこれは思春期の拠り所だと個人的にとらえている。

エモのアルバムといえば?と問われれば、絶対に外せないイエローカードの『Ocean Avenue』

メンバーにバイオリニストが居るという珍しい布陣。

アルバムの冒頭を飾る大ヒットシングル「Way Away」で突っ走るヴォーカルとバンドサウンド。そこに一見似つかわしくないと思われがちな、繊細なバイオリンが乗ると、泣きたくなるほど心揺さぶられる。こればかりは、涙腺刺激系だと言われれば納得してしまう。

「Breathing」「Ocean Avenue」「Only One」など、粒ぞろいなトラックが揃い、メロディアスでキャッチーではあるが、根底にあるのはエモーショナルではないかと思う。”+”(プラス)バイオリンという単順に足し算で導かれたサウンドであれば、エモーショナルではなかったはずだ。

親しみやすさもあるが、どこか痛みもある。

やっていることは普通かもしれないが、根底にあるエモーショナルは他者とはカラーが異なる。

国内盤のボーナストラックに、「Avondale」という曲が収録されている。アコースティックバージョンらしいが、バイオリンの音色がこれでもかと涙腺に訴えかける。

“ヴォーカル+バイオリン”(アコギもありかも)だけのパフォーマンスに興味が湧いてくるアルバムだ。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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