The Whoのアルバム「My Generation」のレビュー

初めて「My Generation」を聴いた時、気持ちいいくらい頭をガツンとやられ、ニヤリとしてしまったことを今でもよく覚えている。

アルバムそのものはモータウンやR&Bのカヴァーもあるものの、当時としてはデビューアルバムでオリジナル楽曲の多い方だった。

中でも、若者の不満を代弁したアルバムと同名曲「My Generation」はパンクの原型(プロト・パンク)だ。

「齢を取る前に死んでしまいたい」

歌詞の一節にあるこの叫びで、センセーショナルという表現だけでは物足りないくらいの衝撃を受けたことが、ザ・フーを好きになった理由だ。

もちろん他の楽曲も、モータウンやR&Bの要素が多く含まれた良質・有名トラックがある。

冒頭を飾る「Out In The Street」から、「La La La Lies」、「The Kids Are Alright」、ヴォーカルなしの超絶ドラミングが特徴の「The Ox」、デビューシングルの「I Can’t Explain」、「Anyway Anyhow Anywhere」、「Daddy Rolling Stone」・・・これらが集まったアルバム『My Generation』こそ、名盤を語るに相応しい。

また、ライヴにも定評がある。

ヴォーカルのロジャー・ダルトリーがマイクをブンブンと振り回し、ギターのピート・タウンゼントが腕をぐるぐる回しながらギターを弾く、ウインドミル演奏なるものを生み出し、変態(?)ドラマーのキース・ムーンが超絶ドラミングをかますと、ベースのジョン・エントエウィッスルは、巧みなテクニックを淡々と披露する。この4人が出す音のデカさは計り知れないインパクトを与えたはずだ。

ライヴの最後には、ピートがギターを叩き壊すというパフォーマンスが有名だった。

腕をぐるぐる回しながら弾くギター、そしてギターを破壊するというパフォーマンスは、このバンドから生まれたのだ。

結成40年で、未だ来日していない大物バンドだった、ザ・フー。

2004年、日本でたった一度だけ開催されたフェスへの出演でようやく初来日を果たした。もちろん私も足を運んだ。

目の前にいるのは年老いたオジサンたちかもしれないが、解き放たれるサウンドは格別だった。しっかりと30センチのジャンプも見せてくれた。

来日を心待ちにしていた往年のファンも多く見られた。中には堪らず涙する人も・・・。

バンドが音を放った瞬間、「齢を取る前に死んでしまいたい」んだよ。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

F.TKJ
洋楽専門

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