ACIDMANのアルバム「新世界」のレビュー

ACIDMANの9枚目のアルバム。

タイトルも「新世界」だが、過去8枚のアルバムと比べて今までと違うと感じた。

今までと違うといっても、いい方向にである。
今回のアルバムも過去8枚同様、お気に入りとなった。

新世界 (完全生産限定盤)(文庫付)

前半のゴリ押しがなくなった

ACIDMANのアルバムといえば、インストの曲から始まり、前半でライブで盛り上がる縦ノリ系の曲が続くことがパターン化していた。

これはこれで毎回楽しみにしていた部分ではあるが、今回2曲目に「SUSY」が入ったことでアルバム全体の雰囲気が大きく変わった気がしている。

さすがに3、4曲目は縦ノリ系の曲になっている。4曲目の「NO.6」では初めて曲の中にセリフが入った。1回目に聴いた時は少し違和感を感じたが、これはなかなか良い感じ(いい試み)だと思う。ACIDMANの「動」の部分が最大限発揮されているといえるでしょう。

 

アルバム全体での世界観が深くなった

このアルバムの真骨頂といえるのが、5曲目の「ラストコード」から8曲目の「風追い人(後編)」までの流れ。この流れは私にとって極上の時間である。

何よりも5曲目の「ラストコード」がお気に入り。初回限定版には文庫本もついた、超名曲「アルケミスト」が続き、前後編合わせると11分を超える「風追い人」。

過去のアルバムでは中盤に聴きどころが少ないように感じていたが、このアルバム「新世界」は中盤が最も聴きどころになっている。過去何百枚とアルバムを聴いてきたが、中盤が聴きどころのアルバムは今すぐに思い浮かべることができないほどだ。

 

最初と最後のインストで浄化される

何度もアルバムを聴いているうちに際立ってくるのが、最初と最後のインスト曲。過去のアルバムのように、印象に残りやすい曲ではないものの、これらの曲を聴かずしてアルバムを完結させるのは不可能だと思えるほど。

アルバムを聴く前と聴き終わったあとの心を洗い流してくれるかのような感覚になるのが面白い。アルバムならではの良さを感じれるのは、アルバム好きとしては嬉しいポイント。

忙しく過ぎる現代だからこそ、ふと立ち止まって聴いてもらいたいアルバム。それがACIDMANの「新世界」。あなたにも新しい世界が拓けるかもしれません。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

Hiroki
このサイトの運営者。
いいアルバム、いい曲を世の中に広めたいと常に思考を巡らす。

90年代のJ-POPで音楽を聴くことが好きになる。
1組のアーティストの曲を徹底的に聴き倒したいタイプ。

好物は日本のロック。一時はライブやフェスにも頻繁に行っていた。
最も好きなバンドはACIDMAN。
最近はサカナクションがお気に入り。

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