LUNKHEADのアルバム「月と手のひら」のレビュー

月と手のひら

LUNKHEADの2ndアルバム。

1stでは自分自身の情けなさをとことんまで歌い、最後は少し前を向くというような流れでした。2ndはその流れも引き継ぎつつも、新しさが感じられます。音は確実にポップに(明るく)なってます。1stでは暗いヴェールをまとったような印象がありましたが、2ndでようやくそのヴェールをはずし始めたとでも言えばよいでしょうか。そんな感覚なんです。だから言いたいことは1stと同じような感じでも、聴いてみて受け止める感覚は全く違うんですね。

歌詞の内容は1stよりも自虐的なものもあります。例えば「魚の歌」。自分の目は死んだ魚の目と同じと言ってて、しかも魚に言われたかのように感じてしまっています。この曲も曲調は明るく、そこが1stとの違いです。1stは自虐して落ち込んで終わりだったのが、2ndでは自虐してるけどそんな自分を面白おかしく思ってるんじゃないでしょうか。開き直りみたいな。そんな気がしました。

あと、1stとの決定的な違いは命や生きることについて歌っているという点だと思います。LUNKHEADを支えてくれたある人に歌った「グッド・バイ」やセミの生き様に感動する「蝉」などがそうです。「自分を愛すと決めたんだ」に関してはタイトルだけで決意が感じられます。

単純に頑張れというような歌よりもずっとリアルな希望の歌たちが詰まっています。これほど追い詰められたようなメッセージを放つ人たち(LUNKHEAD)でも何とかやっている。そういうのがなんとなく嬉しいです。切実すぎるメッセージに本当に色々と考えさせられます。個人的には名盤です。

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※ タイトルとは関係ないイメージの場合があります。

この記事の投稿者

Hiroki
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いいアルバム、いい曲を世の中に広めたいと常に思考を巡らす。

90年代のJ-POPで音楽を聴くことが好きになる。
1組のアーティストの曲を徹底的に聴き倒したいタイプ。

好物は日本のロック。一時はライブやフェスにも頻繁に行っていた。
最も好きなバンドはACIDMAN。
最近はサカナクションがお気に入り。

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